【実話なんです】岡本綾子プロが呼び覚ましてくれた記憶とは!?

え～

人にはいつまでも目に焼き付いている場面がいくつかある。

ただ、それを思い出す瞬間がなかなかやってこない。

頭のどこかにはインプットされているんだけど、アウトプットされない。
だいたい覚えているんだけど、詳細まで出てこない。

でも、

ちょっとしたキッカケで記憶のとびらは開く…。

数ヶ月前、岡本綾子プロにお会いする機会があったのだが、

顔を見た瞬間、

奥底に潜んでいた、映像が浮かびあがった。

1991年6月30日（日）

あの日おれは父に連れられゴルフの試合を初めて観に行った。
それは「Mazda LPGA Championship」というメジャー大会だった。

最初は「女子の試合なんてつまんないでしょ～」と言っていたのだが、優勝争いを繰り広げていた岡本プロのプレーに引き寄せられた。

「よしっ!!入れ!!」

「ここが勝負だ!!」

メグマローン選手と１ストロークを争う接戦で、おれは知らぬ内に手に汗握り応援していた。

残念なことに２位に終わってしまったが、岡本プロのプレーしている姿は心につよく残った。

その数時間後「味日本」という日本料理店でさっきまで戦っていた岡本プロが一升瓶片手に豪快に飲んでいた。

「かっちょいい～!!」

当時、鮨職人をしていたおれはまだ17歳だったが、数年後プロゴルファーを目指しフロリダへ向かった。

あの試合がきかっけになったのである。

それから25年の歳月が過ぎ、

ご本人にその話をしたら

「もし写真があれば見せてちょうだい」

ということになり、１枚の写真（下の写真）を送った。

これで完全にアウトプットできた気がする…。