アメリカのゴルフ雑誌が2年に一度選出する「世界のトップ100コース」というランキングがあります。
ランキングは下記のような項目をもとに選出されているそうです。
・デザイン
・景観
・コンディション
・全体の雰囲気
全世界には3万以上のコースあるので、どこまで公正に選ばれているのかは分かりませんが、一つの目安になるのは間違いないでしょう。
そのランキングで常に選ばれている日本のコースが、静岡県伊東市にある『川奈ホテルゴルフコース』です。(開場:1936年)
太平洋を見下ろす断崖絶壁に作られたリゾートコースで、大島コース、富士コースの36ホールを所有。富士コースでは国内男子ツアーの『フジサンケイクラシック』が行われていました。(1981年~2004年)現在では国内女子ツアーの『フジサンケイレディスクラシック』が開催されているコースです。
富士コースを設計したのは日本で数々の名門コースを手掛けたC・H・アリソン氏。彼が設計したコースの特徴はアゴが高くせり上がった「アリソンバンカー」があまりにも有名ですが、けしてそれだけではありません。元々あった地形を活かし景観を損ねずに18ホールの流れを上手くレイアウトしているのも素晴らしいところ。私も何度かプレーしましたが、1番から18番までのレイアウトがパッと頭の中でイメージできる数少ないコースです。
特に海沿いのホールでは景色に圧倒されて、ゴルフが自然と一体のスポーツだということを改めて感じさせられます。また、海からの風は塩を含んでいるからかボールに影響を受けやすく、風が強い時はちょっとでも擦った弱い球を打つとアレヨ、アレヨとどこまでも流されてしまうので注意しましょう。
余談ですが、このコースは師匠である青木功が初めて受けたプロテストの最終戦でした。18番ホールをダブルボギーでも通過できる状況の中で、アリソンバンカーに捕まりトリプルボギー。無念にも合格を果たせなかったといいます…。そこから必死にバンカーの練習をしたとも言っていました。
皆さんも是非プレーしてみてください。
予約はこちら→川奈ホテルゴルフコース 富士コース