ある弁護士がプレーした後にフロントの娘に尋ねた、
「先ほど落し物をしたので、探していただけますか？」
「かしこまりました。どちらのホールで、何を無くされたのですが？」
「はい。17番ホールでボールを３つ紛失しました」
「は？といいますと？」
「はい。池にボールを３つ落としたんです」
「ボールを池に落とされたということですか？」
「その通り。故意では無く、ちょとしたアクシデントに見舞われまして…」
「いやいや、お客様それはプレー上のリスクになりますよ…」
「いえ、落し物として処理して頂きたく思っております」
「分かりました。では、もし誰かが拾われて届けがありましたら、ご連絡いたします」
「ちなみにその場合のペナルティは何打になるのですか？」
「１割と聞いております」
【遺失物（いしつぶつ）】所有者が意図的にではなくうっかり落としたり、置き忘れたものをいう。
