7時30分のトップスタートでむかえた2日目。 どんなに早いスタートでもプロは3時間前に起きるので4時30分起床。
いつものように目が覚めてすぐ、ベットの上からストレッチ体操は始まる。
何十年なに一つ変わらぬ起きてからのルーティーン&ローテーション。 これも青木功の凄い所だと思う
薄明るいうちにホテルを出て、クラブハウスで朝食を取る。 朝食と言ってもアメリカンブレックファーストなので毎日同じメニュー・・・
プロが好きなのはオートミール、麦の粉で作ったオカユみたいな食べ物なのだが、これにタップリブラウンシュガーをかけて食べる。
俺はこれが未だに好きになれない・・・ 「こんなに美味いのに~」と言われても甘過ぎで・・・
練習場に一番乗りして、またいつものようにSWから練習を始める。 プロの場合SWからドライバーまで全てのクラブを順番に打っていく。 選手によってはPW、8、6~と跳び々で打つ選手もいるが、プロの場合一つ一つのクラブに挨拶しているかのように、リズム良く、ゆっくりと打っていく。
ここまで、まったくいつもと同じ順序でスタートに控える。 この毎日の繰り返しで何時かチャンスは巡ってくるのだろう。
スタート10分前にはティーグランドに行き、今日のピンポジションに一通り目をとおしておく。
そんないつものリズムでむかえた金曜日、また1番ティーから戦いが始まるのだ。
1番ホールいきなりピンチにがくる セカンドをバンカーに入れてしまったのだが、俺からみても寄りそうも無いライだ・・・
「ボギーならボギーでしょうがね~なっ」となんとか3メートルに寄せる。
そしてそれをねじ込んだ 「今日もパットの感じいいですね~」 「バンカーからはパーってきまってるだろ」「・・・」
2番、3番とパーでむかえた、昨日唯一ボギーの4番ホール。 211ヤードでグリーンが立て長の上、左右バンカーの難ホールだ。
ユーティリティーで打ったティーショットは右のバンカー方向へ 行ってみるとバンカーに入る手前の凄いラフ。
しかもピンはすぐ上。 絶対絶命 しかし慌てたそぶりも見せず、ピンの右へ打っていく。
「後はパターしだいだよ」とパターをバックから取り上げ、スタスタとグリーン上がっていった。
今週は本当にパットのフィーリングがいいのだろう。 ピンを狙わずパットにかけたのだと思う。
しかし5メートルのパーパットはカップ手前で止まってしまう・・・ このホールまたボギー
次の5番ホール今日一番の大ピンチをむかえる。
135ヤードのセカンドショット。 9番で放った球はピンのやや左に飛んで行くが、二人とも心配していなかった。
が
グリーンに届いたと思った球は、なんとグリーン手前のブッシュの中へ
やべ~ アソコはロストボールになるんだと思った俺は、走ってボールを捜しに行く。 無い・・・無い・・・
いくら探しても無い 俺は必死になってボールを捜す。 「あった~」
「ありました~」 ボールは見つかったがライは最低・・・ でもプロは「お~あったか~上等、上等あれば上等」と言ってSWを抜き、「こんなのボギーでいいんだよ、普通ダボだもの」と言ってドサッと打った球はピンに真っ直ぐ転がっていく。
入れ~ 惜しくもピン手前で止まってしまったがOKパー ダボがパーで済んだ。
「ラッキーラッキー」と6番ホールに向かう。
その6番3メートルのバーディーパットを入れて、イーブンに戻す。
そして続く7番ロングホールも2メートルを入れバーディー
そのまま前半を終えてバックナインに向かった。
12番ショートホールで下りの2メーター、14番難しいミドルで6メーターを入れ今日3アンダーでトータル9アンダーにする。
最終18番ミドルホール。 セカンドを左のバンカーに入れてしまう。
「プロ、バンカーからはパーですよね?」 「あったりめ~だ」と言ってバンカーショットを放ち、2メートルに着ける。
それをなんなく沈めパー。 「なっ」 と俺に向かってジェスチャーをした
「ですね~」 さすが去年バンカーセーブ率ナンバー1だ・・・
今日もいつもと同じ試合の一日だった。 いい時も悪い時も同じに過ごしているから何一つ変わらないリズムで出来た。
明日も同じようにやっていきたい・・・
その後ホテルに戻り、お昼ねタイム しばらくして雷の音で起きてしまった
TVを見てみると、案の上トーナメントは中断していた。 今日中に他の選手は終わらないかもしれないな~。
かわいそうだけど、ちょっとラッキー
とにかく現在2位タイキープ リーダーボード