え~
随分前からお世話になっている
ゴルフカメラマンの方から
写真集『The Champion』を貰った。
1984年の物らしいけど、
「倉庫から沢山出てきたから」と言って
わざわざアメリカから持ってきてくれた。
米ツアーを撮り続けてこられた方で、
この写真集には青木功がジャック・ニクラウスと死闘を繰り広げた全米オープンや、
ハワイアンオープン優勝の時の写真など、
他にも色んな記録が残されていた。
おれはカメラの事は良くわからなけれど、
なんとなく撮る人によって個性があると感じる。
選手の眼差しを意識する人、
背景や構図を意識する人、
光や影を重視する人、
どれも素晴らしのだけど、
この方の写真はその場面の瞬間を実に上手く撮っていると思う。
ゴルフのショットはほんの一瞬。
その瞬間を写しだし
見る人があたかも
その場所で見ている様に感じされてくれるのだ。
芸術性の高い写真も良いけれど、
ライブ感を感じる写真もいい。
この写真は見ているだけで、
ハラハラする
和やかな気持ちになる
ガッカリする
力を感じる
嬉しくなる
おれはこの時代の青木功を生で見た事はないけれど、
この写真集を見ると、その場面に居た気持ちになれた。
カメラマンの方と雑談中、
昔のカメラは今のようにデジタルじゃなく
フイルムだったから大変だったと仰っていた。
おれも某ゴルフ雑誌で編集業をしていた時はフイルムが多く、
仕上がりが気になってしょうがなかった記憶がある。
たしかに今はデジタル化されて、撮る度に画像を確認できるから
色んな事を試したくなるんだけどライブ感が薄れる気がする。
ゴルフは
撮られる方も、
撮る方も、
一瞬で評価される。
だからこそ、フイルムの写真は
その瞬間だけを映し何十年先も心に残っていくのだろう。
素晴らしい写真、
ありがとうございました!!!