「JELD-WEN Tradition」
The Reserve Vineyards and Golf Club
Portland, Oregon
オレゴン州は寒い…。日中は22度、夜は20度を切る。
日本で暑い思いをしてきたので、このくらいはちょうど良いはずなのに寒くてしょうがない。
寒さ対策ゼロでコースに行った為、半袖、半パンで震える寒さだ…。プロはしっかりセーター、ベスト持参で「だから寒いって言ったろ~」と寒がる俺の姿を見て面白がっていた。今週はしっかり寒さ対策しなければ…。
ところで今日のプロアマ戦はチーム11アンダーと全然ダメだった。
アメリカのプロアマでは選手にも賞金が出るため、選手も真剣にプレーするし、アマチュアにも親切にアドバイスする。今度、年間プロアマ賞金ランクなんて出したら面白いかもしれない。
プロアマの最中どうもパットがショートするので、
「プロ、パターにもう一枚鉛を貼ったらどうですか?」と言ってみると、
「ん?そうか~?やってみっか~」とその場で鉛を貼った。(プロアマは練習ラウンドを兼ねているのでOKなんです)
こんな時のためにキャディバックには常に鉛が入っているのだ。
【実例】プロゴルファーはキャディバックの中に何をいれているのか!?あんな物まで!?
すると、さっきよりも球が伸びるではないか。
その後、何ホールかプレーしてみるが、確実にタッチが良くなってくる。
パターの基本はストロークではなくタッチだ。無茶苦茶のストロークをしてないかぎり、やはりタッチ。
もちろんストロークも大事だが、タッチのイメージがでて、ラインがでて、初めてストロークに結びつくのではないだろうか?言い返せば、いくらストロークがよくとも、ライン、タッチが合わなければ入らない。
パターの基本はタッチなのだ。
それこそ、どのコースもグリーンの速さが違うから、まず自分がそのグリーンの速さに慣れなければいけない。速さが自分のタッチに合えば、ラインが見えてきて、きわどいパットも自信を持って打てる。
キャディーをしていて、自分が思い描くラインとプロが思い描くラインが微妙に変わってくるのは、その辺だと思う。良いキャディーはそれを理解して、アドバイスの言い方を微妙に変えている。
このパットは強いタッチでイメージしているのか?と、感じたら
「自分のラインを信じてしっかり打ちましょう」と。
プロが思い描くラインよりもきれると、感じたら、
「ゆっくり山掛けで」と、その状況に合わせて言い方を変えていく。
もっとも全然違うイメージの場合は別だが…。
アマチュアもパターに悩んだり、グリーンの速さがイメージと違ったりしたら、
まず鉛を貼ってタッチを合わせてみてはどうだろうか。