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青木功のプロフェッショナル意識「JELD-WEN Tradition」3日目

トーナメント裏情報

ゴルフは本当に難しい。 さらにトーナメントで4日間好調を保つ事が出来るのは、年間何試合あるだろうか?
好調の波を小さくできるかかがプロの世界では要求される。
今日の結果はパープレー 途中チャンスもピンチもあったが、今日の72はチャンスを生かしきれなかった72だ。
ピンチを乗り切り、チャンスが来るまでジッと待ち、やっと来たチャンスを生かしきれないラウンドだった・・・

勝ち負けの試合も大事だが、プロである以上1つでも上位に食い込み、賞金を稼がなければいけないと思う。
そこにプロ意識が生まれ、好調の波を小さくする要因が隠れている気がしてならない。
勝てない試合でも、予選落ちをしてしまうかもしれない試合でも、一つ一つのプレーにプロ意識をもって挑む事が、本当のプロゴルファーではないであろうか?

今日プロは16番ホールで2オンを狙ったが残念な事に池に入れてしまった。 ガックリ肩を降ろすプロを見て俺は「ガックリなのは分かりますが、ここからパーを取る事もギャラリーは見ていますよ」とアドバイスした。

結果はボギーであったが後悔はしていないはずだ。 池越えのセカンドをトライして池に入れてしまうが、逃げてはいなかったかし、そこからまた必死にパーを取りに行こうとする姿は、きっとギャラリーに伝わったであろう。

優勝争いの大事なショットも必死でパーを取りに行くショットも1ストロークにはかわりない。 様はやり切るという事だと思う。

16番のボギーは結果ではボギーであったが俺はプロに真のプロフェッショナルを意識させられたボギーであったと考える。

プロが17番ティーショットを打ったのち、俺は「昔ニックファルドは打ってしまったら、それはもう過去の出来事と言ったそうですよ」とプロに呟いた。 すると「ふう~ん」とそっけない返事・・・

だがセカンドを打ったのちに「あのパットの事だけ考えるぞ!」と俺に言い残し、クラブを投げ捨てて歩いて行く。

まんざらでもないようだ・・・

3メートルのスライスラインを打った数秒後には大歓声に変わった

プロゴルファーは前に歩くしかないのだ・・・

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