(上記写真は2006年全米女子オープンだったかな)
え~
昨日、
藍ちゃんが引退会見を行った。
2006年に彼女が米ツアーを参戦して、
おれも全米を追いかけた。
なんだか懐かしいなぁ~と思いながら超久しぶりにブログ更新。
なぜ昨日だったのかは分からないけど、
引退の理由は「モチベーションの維持が難しくなった」ということらしい。
Motivation【人が何かをする際の動機づけや目的意識】
では、プロゴルファーにとっての動機、目的意識とはなんだろうか。
「負けたくない」
「期待に応えたい」
「稼ぎたい」
「上手くなりたい」
と、色々とあるかもしれないが、
なんとなく宮里選手は「上手くなりたい」というモチベーションが、誰よりも高かったのだと思う。
もっと言うと「上手くなって」=「期待に応えたい」=「勝ちたい」かな。
ジュニアからゴルフやっている選手の多くはこのスキームが成り立つ。
もちろん宮里家が無理やりゴルフをやらせたなんて思っていないけど、宮里選手は昔から家族や周りの期待に応えたかったんじゃないかな。
でもさ「勝つ」「稼ぐ」ということを目的として闘って行かなければ、プロとしては気持ちが続かないものだ。
青木功は「勝ちたい」という気持ち以上に、
「負けてたまるか!」というモチベーションで闘ってきて、50歳でマイホーム建ててローンがあるから「稼がなければ」ってなってあれだけ現役を長く続けれられたのだ。(まぁ根本的にはゴルフが大好きなのだが…)
武者小路実篤じゃないけど、
【この道より我を生かす道はなし、この道を行く】
って感じ。
でも、宮里選手は
【意思あるところに道は開ける】
と言っている。
そう考えると宮里選手は自分自身と戦ってきたのだと感じる。
プロゴルファーってさ究極言っちゃうと孤独のスポーツで、打って、歩いて、考えて、また打って、歩いてのループなわけ。
その中で自分でも「??」って感じるショットがあると、「あれ?」「どうして?」「なんだ?」って連鎖が始まる。
ようは自分に自信がなくなるわけだけど、周りからの期待はなくならない。
それが数年間に及ぶとどうなるか。
真面目に取り組んできた人間だからこそ「辛い」よね。
つまり周りの期待に応えられるような技術とメンタルの維持が難しくなっただけ。
それはどんな職業でもあるじゃん。
包丁が思うように使えなくなった料理人。
目が悪くなて車に乗れなくなった運転手。
チームスポーツで言うともっと簡単で、結果を残せなくなったらクビになるでしょ。
ゴルフは個人スポーツだからそれを決めるのは自分なわけ。
きっと宮里選手はゴルフが嫌いになったとか、プレッシャーから逃げたとかじゃないだろう。
自分を取り巻く様々なことを考えたうえで答えをだしたのだと思う。
ただ、昨日の会見を見ててロレーナ・オチョアの引退会見を思い出したのはオレだけだろうか…。